ベーシックなアイテム同士を組み合わせてみたものの、
ただの簡潔なコーデになってしまった……という失敗が多いもの。
シンプルな装いはそのままに、「おしゃれ」「こなれて見える」「今っぽい」
という印象を残すためにはスタリングにコツが必要です。
今回は、おしゃれ上級者になるべく知っておきたい、シンプルコーデの着こなしルールをご紹介します。
目次
ポイント
“ 「シンプルコーデ」
5つの着こなしルール
シンプルコーデを極めるのなら、まずは5つのルールを習得することから始めるのが◎。たった5つのポイントを意識するだけで、いつものコーデがぐっと垢抜けます。毎朝のスタイリングに役立つルールをcheck!
01.
全身で使う色は3色まで
頭からつま先まで、全身のスタイリングで使う色を3色までに抑えると、シンプルでまとまりのあるコーデになります。たとえばワントーンコーデのように、淡いブルーと濃いブルーなどを使うときには1色とまとめてOK。同系色は1色換算にして、別のカラーとの組み合わせを楽しんで。全身の色がぼやけるときには、シルバーやブラックなどの差し色をプラスすると◎。
02.
「首」「手首」「足首」のどこかをオープンに
シンプルコーデをこなれて見せるためには“抜け”を意識することも大切なポイント。抜け感は、「首」「手首」「足首」のどこか1か所でもオープンにするだけで実は簡単に出せちゃうんです。デコルテの開いたVネックニットや襟抜きできるシャツ、デニムのロールアップなど、方法はなんでもOK。3つの首は体の中でも華奢な部分なので、露出させることで細見え効果も◎。
03.
アクセサリーと小物で遊び心をプラス
シンプルコーデに遊び心をプラスするなら、ピアスやネックレス、バッグなどのアクセサリー&小物まわりで遊ぶのが正解。洋服がシンプルな分小物が映えるので、インパクトのあるおしゃれが楽しめます。今っぽく見せるなら、スカーフをネックレス代わりにするのがおすすめ。チョーカーのようにぴったりと巻いて全身を引き締めて。
04.
柄物は1点まで
柄と柄の組み合わせは上級者のテクニックですが、シンプルコーデからは離れてしまうので要注意。柄物を取り入れるなら1点主義を貫くのが◎。洋服で柄を使うなら、シューズやバッグなどは無地に。柄アイテムをコーデの主役にして潔くまとめて。
05.
異素材の組み合わせでメリハリを
シンプルを意識してスタイリングすると、メリハリのないのっぺりとしたコーデになりがち。これを避けるためには、異素材のアイテムを上手にMIXさせるのがポイント。ニット×サテン、コットン×リネンなど、素材の組み合わせを意識して。全身でいろいろな質感を取り入れることでコーデのメリハリがアップ。肌触りやツヤ感など、いろいろな面から質感の違いを楽しんで。
コーデ
“ 「季節別」おすすめ
シンプルコーデ
ここからは、春夏秋冬の季節別におすすめのシンプルルックをcheck!シーズンごとの特徴やカラー、今のトレンドなどを上手く混ぜながらコーデを組むのがポイントです。スタイリングのコツやアイテムの選び方など、毎日のコーデ組みに活かせるテクニックも一緒にご紹介。
“ 春のシンプルコーデ
厚いコートやニットを脱ぎ捨てて、ライトアウターやカラフルなアイテムを着るのが楽しくなる春シーズン。軽やかで明るい季節ならではのコーデを楽しむのが◎。「抜け感」「軽やかさ」などを意識してスタイリングを組むと季節感がアップします。
06.
春色を使ってさわやかに
春になると着たくなるのが、淡くてキレイなパステルカラー。桜を連想させるニュアンスピンクはとくに人気の高いカラーです。淡いカラーは淡いカラー同士で合わせて、トーンバランスを合わせるのが今っぽい着こなしのコツ。ワントーンコーデを意識してスタイリングを組むと上手くまとまります。
07.
シャツワンピをレイヤードで
1枚ではもちろん、羽織りアイテムとしても使えるシャツワンピース。こなれて見せるためには、シンプルなレイヤードを意識してスタイリングするのが正解。「シャツワンピ×レギンス」「シャツワンピ×タートルトップス」など、1アイテム追加するだけでおしゃれ度がアップ。シャツワンピは1アイテム以上を重ねることが鉄則です。
08.
バックスタイルで盛る
暖かく過ごせる春らしい日のコーデには、バックスタイルが華やかな肌見せコーデに挑戦を。オフショルやシースルーなどよりもヘルシーな肌見せが叶うので大人女子世代にぴったり。ボトムは普段のままでも、背中がざっくりと開いたトップスを合わせるだけでバックスタイルを抜けのある雰囲気に仕上げてくれます。同時に今っぽさもアップ。
“ 夏のシンプルコーデ
おしゃれも楽しみたいけど、着心地やホームクリーニングのしやすさも意識したい夏シーズン。BBQや海水浴など、レジャーが楽しい季節でもあるので、動きやすい大人カジュアルスタイルもマスターしておきたいところ。「着やすい」「涼やか」などをテーマにしたコーデをcheck!
09.
キャミワンピでシンプルカジュアル
カジュアルなスタイリングが多くなる夏シーズン。ただのカジュアルスタイルではなく、上質なシンプルさを取り入れることで、コーデの格上げが可能。女性らしさを高めてくれるキャミワンピは、夏のシンプルカジュアルスタイルにおすすめのアイテム。洗えるインナーと重ねて着ればお手入れも楽で、組み合わせ次第でいろいろな表情が楽しめます。
10.
リブタンクトップで究極のシンプルに
タンクトップというミニマルなアイテムを主役にする、究極のシンプルコーデも夏ならではのスタイル。とくに今季はタンクトップが豊作な年。タンクトップとボトムのワンツーコーデはもちろん、透け感のあるシャツと重ねるレイヤードスタイルもおすすめ。リブが入っているタンクトップは縦長効果があるので、スタイルアップや細見え効果も期待できます。
11.
オーバーTでゆるシンプルに
オーバーサイズのTシャツを主役にした、リラックスムードの漂うシンプルスタイルも夏ならではのコーデ。ゆるいシルエットが今っぽい雰囲気を演出してくれるので、カジュアルでもどこか色っぽい女性らしさを感じさせてくれます。色をやさしい淡色で統一して、抜けのある小物を合わせるのがポイント。
“ 秋のシンプルコーデ
気温が落ち着き、レイヤードや小物使いがしやすいことから、おしゃれがより一層楽しくなる秋シーズン。シンプルなワンツーコーデに1アイテムをプラスして、コーデを格上げしていくのがおすすめ。秋に最適なスタイリング術や小物使いのポイントをご紹介。
12.
ベストでコーデにアクセントをプラス
シンプルコーデの定番ともいえる、シャツ×パンツのスタンダードなコーデ。シンプルさをキープしつつ、周りと差をつけるスタイリングに格上げするためにも、ベストを一点投入。何気ないノーマルなコーデが一転、アクセントの効いたこなれコーデにブラッシュアップ。全体のカラートーンを意識して、ベストが浮かないように調節するのがスタイリングをうまくまとめるコツ。
13.
スカーフをアクセサリー感覚で
シンプルなコーデでは何か物足りないと感じたとき、ぜひプラスしてみて欲しいのがネックレス代わりに使用するスカーフ。ストールのように緩く巻くのではなく、スカーフをコンパクトに折りたたんでチョーカーのようにピッタリと巻くのが今っぽい取り入れ方。首まわりの開いた服に合わせると、バランスよく取り入れることができます。
13.
揺れるプリーツスカートを主役に
ロマンチックなムード漂う秋シーズンには、ドラマを生んでくれそうな美しいプリーツスカートを主役にしたコーデもおすすめ。トップスを選ばずに着られるので着回し力は抜群。とくに、優しい色合いのニュアンスカラーのプリーツスカートがユースフルに活躍してくれます。オンオフ問わずに使えるので、平日から休日までデイリーに使えるのも◎。
“ 冬のシンプルコーデ
クリスマスやバレンタインデーなどのお楽しみイベントが多い冬シーズン。とはいえ、厳しい寒さからおしゃれと同時に防寒対策もしっかりとおこなっておきたいところ。暖かさをキープしつつ、毎日のモチベーション維持にもぴったりなおしゃれコーデ術をcheck!
14.
あったかニットでワントーン
冬に欠かせないのが、ふわふわ心地で暖かい厚手のニット。重く見えがちなアイテムなので、軽やかなホワイトカラーを選択すればシンプルな装いに。ワンランク上のおしゃれを目指して、ホワイトカラーのワントーンコーデに挑戦するのも◎。冬でも抜け感のあるおしゃれな着こなしが実現。アウターや小物などで差し色をプラスすると全体の印象が引き締まります。
15.
ベロアボトムで視覚的に暖かく
冬ならではの素材といえば、光沢が美しいベロア。起毛感があるので肌触りがよく、着心地も良い素材ですが、視覚的な暖かさも◎。重厚感のある生地なので、合わせる素材も厚手のものでバランスを取るのがポイント。ベロアのボトムを主役にするのなら、厚手のニットやオーバーサイズのシャツ、ボリュームスウェットなど、上下のバランスを重視して。
16.
ケーブルニットでメリハリコーデに
ニット主役のコーデは、どうしても平坦でのっぺりとした雰囲気になりがち。シンプルすぎて面白みのないコーデになってしまうことも……。そんな冬のお悩みを解消してくれるのが、デザイン性の高いケーブルニット。網目の凹凸によって、コーデ全体にメリハリをプラスしてくれます。シンプルなボトムと合わせるだけで簡単に上質なシンプルコーデが完成。
シンプルなコーデこそ、センスやトレンド力、こだわりなどが露見するもの。
スタイリッシュでおしゃれなコーデに仕上がるためには、
引き算を上手く使って抜けのポイントや全体のメリハリを意識するのがポイントになります。
飾りすぎないのに素敵に見える、大人のシンプルコーデを楽しみましょう。