大人女子旅でも大人気の韓国は、日本からのアクセスも抜群、グルメにショッピングにとさまざまな楽しみ方ができる国。K-POPアイドルや韓国ドラマ・映画の影響もあり、「初めての海外旅行は韓国へ行きたい!」という人も増えています。
これから快適な韓国旅を楽しみたいなら「服装選び」に要注意!特に冬~春の時期は、日本より寒さが厳しいので「手持ちの服だと寒すぎた」なんてケースも少なくないんです。
そこで今回は、これから韓国旅行へ行く人へ向け「韓国の気温別・おすすめファッション」をご紹介。地域や気温に合った服装を選んで、快適な韓国旅をエンジョイしちゃいましょう!
韓国の年間気温推移は?

韓国(大韓民国)は日本と同じくらいの緯度にある国で、日本からは約2時間でアクセスできる近さが魅力。 気候的にも日本とよく似ていて、四季に応じた美しい自然風景が楽しめます。毎年6~9月ごろまでは蒸し暑い時期が続きますが、日本に比べるとやや気温は低め。猛暑日になることはほぼありません。
さらに、韓国は冬になると震えるぐらい厳しい寒さの日が続くのも特徴。ソウルなど北部寄りにある都市では、真冬になると日中でも5℃以下、朝晩には氷点下をマークする日も珍しくありません。日本の冬に比べてかなり寒く感じるので、防寒できる服装を心がけましょう。
ちなみに韓国では、冬を過ぎて3~5月ごろになると「黄砂」が飛んでくる日が増えます。乾燥した風の強い日はマスクなどで喉を守りましょう。
ソウルの月別気温推移

韓国の首都ソウルは、ショッピングや韓国グルメなどの観光スポットはもちろん、歴史的建造物などが多数存在する都市。日本でいうところの東京にあたる大都市ですが、夏は湿度が高く冬はグッと冷え込むのが特徴。毎年11月~3月までは寒い時期が続くため、秋~春先に旅行へ行くなら寒さ対策は必須です。
釜山の月別気温推移

韓国最大の港町・釜山(プサン)は、美しいビーチや屋台料理、ショッピングなどが楽しめる韓国第2の街。夏は蒸し暑さを感じますが、比較的過ごしやすいのが特徴。冬場は風が強く晴れの天気が続きますが、氷点下まで冷え込むことはほぼありません。
済州島の月別気温推移

韓国最南端の島「済州島(チェジュド)」は、自然豊かな火山島です。1年を通じて暖かく、冬でも氷点下になることはまれです。夏の時期はやや短めながらも、美しい自然が織りなす景観からリゾート地として人気があります。
大邱の月別気温推移

大邱(テグ)は韓国第3の都市とも呼ばれる街で、壁一面のアートやおしゃれなカフェ、遊園地などの見どころがたくさん。夏は蒸し暑さを感じますが、秋~冬にかけては乾燥した晴れの日が続きます。ソウルに比べるとやや温暖で、人によっては過ごしやすく感じるでしょう。
光州の月別気温推移

光州(クアンジュ)はかつて民主化運動が行われた韓国南西の街であり、現在では人気K-POPアイドルのふるさととして広く知られる場所でもあります。年間を通じて曇りの日が多いのが特徴で、夏は蒸し暑く、冬は氷点下まで下がります。
韓国の気温別服装指数表
韓国はおおむね日本と同じ気候ですが、10月ごろから一気に冷え込む点に注意が必要です。各月の気温別・服装指数の一覧をご紹介します。
月 | 月の平均気温 | 服装の目安 |
---|---|---|
1月 | -2℃ | 真冬のピークが続く時期。厚手のニットにダウンコート、手袋やマフラーでしっかり防寒を。裏起毛タイツやあったか肌着なども活用して。 |
2月 | 1℃ | |
3月 | 6℃ | 日中は陽気を感じるものの、朝晩はまだ寒いのでコートや厚手のジャケットが必須。インナーはカーディガン+カットソーなどの重ね着にしておくと、暑く感じたときに脱いで体温調節しやすいです。 |
4月 | 13℃ | 昼間はジャケットや厚手のパーカーなどがあれば過ごせる日も増えてきます。 朝晩に出歩く場合はコートを羽織りましょう。ストールなど持ち歩きやすく防寒対策になるアイテムがあると便利。 |
5月 | 18℃ | 気温が上がりときには30℃を超える日も。寒くなければ、日中は半袖または薄手の長袖トップスで過ごせます。夕方から朝は冷えるので、長袖の羽織ものを忘れずに。 |
6月 | 22℃ | 日本と同じく雨が多く蒸し暑さを感じる時期。風通しのよい半袖+長袖の羽織ものの組み合わせがおすすめです。 |
7月 | 25℃ | 韓国の夏は強い日差しが降り注ぎます。帽子やサングラス、日傘などのUVケアグッズ、日焼け止めが必須です。 半袖やノースリーブで過ごせますが、室内では強めの冷房が効いていることも多いので、長袖の羽織ものを持ち歩いて。 |
8月 | 26℃ | |
9月 | 21℃ | 残暑の時期は半袖でも快適に過ごせます。下旬にかけて冷えやすくなるので、長袖シャツやカーディガンをプラスすると◎。 ストールを持ち歩くと日よけや寒さ対策に重宝します。 |
10月 | 15℃ | グッと気温が下がり秋の到来。コートやジャケットなどのアウターに、ニット、カーディガン、厚手スウェットなどの暖かい服装を心がけて。 |
11月 | 7℃ | さらに気温が下がり氷点下まで冷え込む日も。厚手のコートに厚手ニット、タイツなどで防寒対策を。 |
12月 | -0.9℃ | 冷たい北風が強く吹く日も多く、気温はさらに低下。 ダウンジャケットや厚手のコート、ロングブーツなどで風を通さないよう工夫して。裏起毛タイプのボトムスやタイツも重宝します。 |
韓国の気温別のおすすめファッション
【韓国】気温1〜5度におすすめの服装
ロングダウンで本格的な韓国の冬に対応
腰下まで覆ってくれるロングダウンは、韓国の厳しい冬を楽しむためのマストアイテム。ふわふわのファーが付いたフードが、ラグジュアリーな雰囲気を作ってくれます。インナーやブーツもモノトーンでまとめることで、大人っぽい雰囲気に。

ブルーのニットでハッとする美しさを感じるコーデに
濁りのないブルーのニットは、凛とした佇まいが魅力。ウールカシミヤ素材で厳しい韓国の冬の時期でも暖かく過ごせます。ボトムスはツィード風生地のワイドパンツで、大人っぽさと美脚見えを狙って。クールなカラーのスタイリングなので、アウターは白やベージュ、ライトグレーなどですっきり見えを狙うのがおすすめです。

【韓国】気温6〜10度におすすめの服装
ボアジャケットで大人かわいいコーデに
ボア素材の切り替えデザインがかわいいダウンジャケットは、カジュアルに着回せるアイテム。韓国旅では、繊細な印象のチュールスカートに合わせ、大人っぽく着こなすのがおすすめ。まだ寒い時期は、足元もブーツでしっかり防寒して。

チェックスカートを大人かわいいアクセントに
モノトーンチェックのスカートを主役にした、大人カジュアルコーデ。ベージュのロングコートやライトグレーのニットなど、控えめな色味のアイテムを合わせることで甘すぎず大人っぽいスタイリングが楽しめます。

【韓国】気温11〜15度におすすめの服装
ニット+ダウンベストでおしゃれに防寒
「ダウンを着るほどじゃないけれど寒い」という時期には、ジレ・ベストがちょうどよく感じます。白の厚手ニットに同系色のダウンベストをレイヤードしたスタイルは、韓国っぽさたっぷりな雰囲気に。カラーボトムスを選び、他の人との差をつけて。

レザーで作るかっこいい辛口コーデ
韓国市街地へお出かけする際は、辛口な雰囲気のレザージャケット×ツィードスカートでクールな着こなしを楽しんで。インナーにイエローのトップスを差し込むことで、顔映りを明るく見せてくれます。足元は歩きやすいローファーが◎。

【韓国】気温16〜20度におすすめの服装
イエローニット×柄スカートでメリハリのあるコーデに
暖かくなってアウターなしでも過ごせる気温の韓国旅行には、着回し力ばつぐんな薄手ニットをお供に。やさしいイエローはモノトーンボトムスとの相性も良く、差し色として活躍します。ゼブラ風の柄スカートを合わせれば、新鮮なカジュアルコーデに。

ジレのセットアップできれいめコーデ
シンプルな深Vのベストは、気温の上下が激しい時期に便利なアイテム。同素材のパンツと合わせればセットアップ風にも着られ、デニムやスカートに合わせれば違った着こなしが楽しめます。きれいめにまとめたい日は、セットアップ&黒の薄手ニットですっきり仕上げて。

【韓国】気温21〜25度におすすめの服装
韓国っぽい色使いでメリハリを意識!
シャツ1枚で快適に過ごせる時期には、存在感たっぷりなストライプシャツを主役にしたコーデがおすすめ。ブルーと白のストライプが、ポップなカジュアルスタイルにぴったりです。ボトムスはサイドスリット入りのデニムで、トレンドを意識して。

シアーな素材感のトップスで韓国らしい着こなしに
ドルマンスリーブのゆったりとしたシルエットがニュアンスのあるシアーシャツ。ビビットな韓国らしい着こなしが楽しめるアイテム。チノパンに合わせれば、程よく女っぽさを感じるスタイリングが完成。きれいめなバッグを合わせ、女性らしさを強調しても◎。

【韓国】気温26〜30度におすすめの服装
オルチャン風トップスで韓国らしい夏コーデに
韓国のオルチャン(美人)コーデではひとひねり効いたデザイントップスが大人気。せっかく韓国旅行に行くなら、サイドプリーツのTシャツで華やかなオルチャンスタイルを楽しんでみて。ボトムスはデニムでカジュアルダウンすることで、気合の入りすぎない美人見えコーデに仕上がります。

サマーニットで大人の余裕を感じるきれいめスタイルに
ジューシィカラーのサマーニットにホワイトのスカートを合わせたフェミニンスタイルは、韓国の夏にぴったり。ほんのりパフスリーブになっているから、気になる二の腕周りもこっそりカバーできちゃいます。足元は華奢なヒールで女性らしくまとめるのが綺麗見えのポイントです。

【韓国】気温31〜35度におすすめの服装
メッシュのような透け感のワンピースを潔くさらりと着こなして
メッシュのような透け感のワンピースは、猛暑の韓国でも涼しく着こなせるアイテム。フロントや衿ぐりに入った同色系のパイピングもポイント。旅行中違った着こなしを楽しみたいときは、スカーフなどの小物をプラスすると雰囲気を変えられて◎。

ポップな色味のリゾートコーデ
済州島でリゾートを楽しみたい日は、リネン風のニットアンサンブルにハーフパンツを合わせ、ラフな着こなしに。ポップなオレンジ色が夏らしい雰囲気を作ってくれます。足元はヒールありのサンダルでちょっときれいめに仕上げると、大人っぽい印象に見せられます。

韓国旅行の服装で注意すべきことは?
現地の人のファッション傾向
これは、韓国では「大人っぽさ」のある服装が支持される傾向が強いためです。 事実、ソウルなどの都市部ではミニスカートやスキニーパンツなどのボディラインを強調する大人っぽい服装の女性が多く見られます。
ヘアスタイルやメイクに関しても同じで、大人っぽく色っぽさのある「ロングヘアーの巻き髪」や、太めのアイラインで目力を強調したメイクが人気です。
タブーとされている服装
ただ、旅行へ行くとなれば、ミニスカートなど露出の多い服装は避けたほうがよいでしょう。
特に、海外旅行に慣れていない人が露出の多い服を着た場合、しつこいナンパや犯罪などに巻き込まれてしまうリスクが高まりやすくなってしまいます。 女性だけで行く女子旅の場合は、自衛のためにも派手な露出を避けた服装を選ぶことをおすすめします。
韓国での服装マナー
ただし、パーティーなどのフォーマルな場や、ビジネスシーンでは日本と同様にマナーを守った服装を心がける必要があります。 パーティーではドレスを着用するとともに、ヒールパンプスなどで華やかさを意識します。
ビジネスの場では、控えめな色・柄の服装が好まれやすい傾向にあります。 シンプルなスカート(またはパンツ)+ブラウスや、ビジネスドレスと呼ばれるシンプルなワンピーススタイルなどが好ましいでしょう。 ノースリーブ、ミニスカートはビジネスの場には不向きなので避けてくださいね。
日本でも大人気の韓国は、東京からなら約2時間と気軽に出かけられるのが魅力。韓国グルメや美容、ファッションなどの楽しみはもちろん、史跡や遺跡といった歴史を感じる数々のスポットや自然豊かなリゾートエリアなど、さまざまな楽しみ方ができます。
そんな韓国ですが、日本と少し似た気候ではあるものの、冬の時期は日本よりも寒いので服装選びには要注意。今回のコラムを参考に快適に過ごせる服装で思い切り韓国旅行を楽しんできてくださいね。