日本の首都である東京は、江戸文化と最先端の文化、グルメ、ショッピングが楽しめる街。よって、「長期休みには東京観光に行きたい」という人もたくさんいるのではないでしょうか。せっかく東京へ旅行に行くなら、快適に過ごしたいものです。 また旅行はもちろん、進学・入社・異動などでこれから東京に住む…という方も多いかもしれませんね。 今回は、これから東京へ行く人へ向けて気温ごと・シーズンごとのおすすめファッションをたっぷりご紹介。快適かつおしゃれなコーディネートを目指したい人は、ぜひ参考 にしてみてくださいね!
東京の年間気温推移は?
東京都内、とりわけ都市部である「23区内」の年間平均気温は約16℃。 おおむね温暖な気候ですが、夏場は都市型の気候ゆえ「夜間でも25℃以上になる“熱帯夜”が続きやすい」という特徴を持っており、梅雨明け以降は1日を通して蒸し暑さを感じる日が多く見られます。 そして夏の厳しい暑さは9月末ごろまで続き、残暑の影響で9月でも猛暑日・熱帯夜となる日があるのも特徴です。 また、冬は23区内でもそれぞれ気温が異なるのも東京の特徴です。 たとえば内陸側の場所(葛飾区や練馬区など)は強い冷え込みを感じますが、都心部に近付くと寒さが穏やかに。寒波到来時には最低気温が氷点下まで下がる日もあるものの、北西の季節風の影響で乾燥した晴れの日が続き、日差しの暖かさを感じる日も多く見られます。
東京の気温別服装指数表
東京の月別平均気温は以下の通りです。気温に応じた服装の目安も一覧にまとめているので、服選びに迷ったらぜひ参考にしてみてくださいね。
月 | 月の平均気温 | 服装の目安 |
---|---|---|
1月 | 5.4℃ | 冬真っ盛りなのでニット、コート、ダウンジャケットがマスト。 冷え込みが厳しい日はマフラーや手袋でしっかり防寒を。 |
2月 | 6.1℃ | |
3月 | 9.9℃ | ダウンジャケット、冬用コートが必須。 マフラーや手袋、タイツでしっかり防寒を。 |
4月 | 14.3℃ | 少しずつ暖かくなるものの朝晩は冷えが気になる日も。 ニットや厚手のカットソー+カーディガンやジャケットなどの上着で調節を。 |
5月 | 18.8℃ | 日中は長袖トップス1枚で十分。天気がよければ半袖で過ごせる日も。 朝晩は気温に応じて薄手のカーディガンやジレなど1枚プラスするのが◎。 |
6月 | 21.9℃ | 蒸し暑い日が続くので半袖で快適に過ごせます。 除湿のための冷房が寒く感じる場合もあるので、室内で長時間過ごす日は長袖シャツ、薄手のカーディガンをプラスして。 |
7月 | 25.7℃ | 半袖、ノースリーブなど風通しがよい服装がおすすめ。 |
8月 | 26.9℃ | |
9月 | 23.3℃ | 残暑が長く続くので半袖でOK。 9月後半になり涼しさを感じる頃には長袖トップスを。 |
10月 | 18.0℃ | 暖かい日は長袖トップス1枚でOK。 朝晩や天気の悪い日は薄手の羽織ものを。 雨対策にレインコートや撥水加工ありのアウターがあると安心。 |
11月 | 12.5℃ | グッと冷え込むのでニット、厚めのジャケットを。 コートも準備しておきましょう。 |
12月 | 7.7℃ | 厚手のニットに加えて冬用コート、ダウンジャケットの出番。 タイツ、マフラー、手袋などでしっかり防寒を。 |
東京の気温別のおすすめファッション
【東京】気温1〜5度におすすめの服装
長め丈のボアジャケットでがっつり防寒
腰下まである長め丈のボアジャケットは、かわいいうえに真冬の寒さにもばっちり対応可。アニマルテイストのマーメイドスカートを合わせ、モノトーンでまとめることで、洗練された大人カジュアルに。足元はヒールブーツできれいめにまとめるのがコツ。
定番コートはライナーで温度調節もばっちり
真冬の時期でも重すぎない着こなしを楽しみたい……という人には、軽くて暖かいショートダウンが◎。ベージュを選べば、着膨れ&重く見えすぎるのを防いでくれます。インナーは黒タートル&ワイドパンツですっきりとまとめて。
ライトグレーのコートで大人かわいいスタイリングに
真冬にきれいめフェミニンコーデを楽しみたいときは、淡いグレーが上品で女性らしいコートを主役に。コートが暑すぎないので、暖房の効いた電車・室内に長くいるときも快適に過ごせます。インナーにはネックデザインがかわいいブラウスを合わせて。
ブルーのロングコートで垢抜け見え
鮮やかなブルーが目を惹くコートは、羽織るだけで映える存在感あり。インナーはベーシックなカラーのアイテム同士でまとめれば、コーデがうまく決まります。旬のハーフジップニット、マーメイドスカートなど、トレンドを感じさせるアイテム選びを意識して。
ロングダウンでリッチなフェミニンスタイルに
東京都内へ冬のオトナ旅をするなら、ラグジュアリーな雰囲気のロングダウンがおすすめ。ダウンパックの太さを切り替えることで、着膨れせずすっきりしたシルエットで着られる仕様がうれしいポイントです。上下&小物はモノトーンでまとめ、シックなテイストに仕上げて。
【東京】気温6〜10度におすすめの服装
白のコートでフェミニンなスタイルに
真っ白なカラー&キラキラボタンがかわいいコートは、軽く着心地がばつぐん。旅行や移動などでたくさん歩く日にもぴったりです。ゆったりシルエットでインナーに厚手のニットも仕込みやすいので、動きやすさも◎。ピンクのスカートを合わせ、大人レディなスタイリングに。
ボリューミィなダウンベストで防寒&かわいさを
ダウンならではのボリューミィさがかわいいベストは、暖かさもばつぐん。ニットにオンすれば、ほどよくスポーツMixな大人かわいいスタイルが楽しめます。足元はデニム&フラットシューズですっきり見えを意識して。
あたたかなピーコートを主役に
やわらかなイエローのピーコートを主役にしたコーデは、防寒性も◎。ブークレー素材のアウターのおかげで、冬らしい温かみのあるコーデが楽しめます。インナーにはリブが綺麗なニットワンピースを。ブーツ合わせで足元からの冷えを防いで。
カーキのロングダウンコートで大人カジュアル
カーキのロングダウンコートは、暖かさと大人っぽさが魅力。ロゴ入りニット&ジョガーパンツのワントーンコーデにばさっと羽織れば、大人っぽいカジュアルスタイルが楽しめます。キルティングバッグなどの小物使いにこだわると、よりおしゃれ見えが叶います。
厚手のコート&柄スカートで大人かわいく
厚手のコートは冬の時期のマストアイテム。シックなチャコールグレーを選べば、どんなインナー&ボトムスにも合わせやすくなります。カラーニット&ピンクの柄スカートを合わせれば、大人フェミニンなスタイリングに。
【東京】気温11〜15度におすすめの服装
ブルゾンでアーバンな雰囲気に
ひんやりした空気の日に重宝するのがブルゾン。レディライクなパンツに羽織るだけで、大人っぽいフェミニンスタイルが楽しめます。ノーカラー&キャメルカラーのブルゾンなら、ハードな印象をやわらげられて◎。秋冬はタイツやブーツ、ファー付きの小物で季節感を意識して。
トラッドボーダーがかわいいカーディガンコーデ
気温11~15℃の時期には、アウターとしてカーディガンが活躍。トラッドボーダーがかわいいカーディガンは、ざっくり感&軽くてさっと羽織れる手軽さでカジュアルな着こなしに活躍します。白のトップス&ジョガーパンツに合わせたスタイルに羽織り、アクティブなコーデに。
きちんとしたコーデにはロングコートを
お仕事の出張などで東京都内に行くときは、すっきりきれいめなロングコートで寒さ対策を。 カーキカラーを選べば、やわらかい印象に見せられます。シンプルなデザインでオンオフ問わず合わせやすいアウターなので、デニムなどのカジュアルスタイルにもおすすめ。
1枚で着映えするワンピースのらくちんコーデ
ニットベストをレイヤードしたかわいいワンピースは、ハーフジップベスト&すっきりとしたニットワンピースで着映えする1着。1枚でコーデが決まるから、東京観光のスケジュールがたくさん詰まっていて服に悩みたくない日にもぴったり。肌寒さを感じる日には、軽めのアウターを羽織ればOK。
ときめくフェミニンコーデにはふんわりコートで防寒を
パープルニット&オフホワイトのスカートの組み合わせは、フェミニン好きさんにイチオシ。淡い色味が大人かわいい雰囲気を作ってくれます。アウターを選ぶときは、同じ明るさのベージュを選ぶとふんわりした女性らしいテイストに。
【東京】気温16〜20度におすすめの服装
王道ワンピは襟なしジャケットでこなれた印象に
浅めのVネックやフィット&フレアのシルエットが美しいワンピースは、淡いグリーンを選んで上品な印象に。羽織ものにはフードなしパーカーを選ぶことで、こなれた雰囲気がつくれます。パーカーは後ろ裾がフリルになっているので、全方位女性らしい印象に見せられるのもうれしいポイントです。
リボンブラウス&オールインワンで大人かわいく!
大きなリボンタイが印象的なフリルブラウスは、華やかで着映えするアイテム。オケージョンにも使えるきれいめジャンスカを合わせれば、大人の甘辛ミックススタイルが楽しめます。大人っぽさをキープしたいから、足元は華奢なパンプス合わせがおすすめ。
レイヤードでこなれたカジュアルスタイルに
表情あるブークレー糸と鮮やかな色付けが目を惹くZIPカーディガンには、同系色のシアーなタートルトップスを合わせてやわらかな印象に。ボトムスにはホワイトのスカートを合わせ、全体的にやわらかな雰囲気に仕上げて。足元は軽快にスニーカーを合わせて、こなれ感を演出します。
ネイビー&ホワイトで作る洗練カジュアル
ネイビーのブラウスは、ボリューム袖デザインがトレンド感たっぷり。マットな質感のパンツとコーディネートすることで、カジュアルながらもきれいめな印象に。ボトムスには白の変形デザインカーブシルエットのパンツを合わせ、洗練されたカジュアルスタイルに。
定番コーデはピンクのニットをアクセントに
東京の春秋に重宝する薄手ニットは、トレンドカラーを選ぶだけで旬の着こなしが楽しめます。ジューシィなピンクは、顔映りが良く写真映えも◎。ベーシックなフレアデニム、サンダルに合わせるだけで、おしゃれなカジュアルスタイルが完成します。
着用アイテム
【東京】気温21〜25度におすすめの服装
ジレのセットアップコーデは柄ブラウスをアクセントに
ナチュラルな風合いがあるジレは、同素材のワイドパンツとセットアップにすることできれいめなコーデに。インナーには柄ブラウスを合わせることで、大人の洒落感たっぷりなきれいめコーデに。ブラウスは小さめのレオパードドット柄で、使い勝手も◎。
東京を散策したい日は動きやすくかわいいスタイルで
東京には新宿御苑や皇居周辺など自然豊かなお散歩コースもたくさん。たくさん歩きたい日には、動きやすいストレッチパンツ&程よい厚みのカットソーでアクティブなコーデに。トレンドのぽこぽこ素材トップスなら、旬の雰囲気を作ってくれます。
華やかなプリントブラウスでつくる大人コーデ
過ごしやすい気温の時期、東京へお出かけしたくなったときには、華やかなプリント柄ブラウスを主役にしたコーデがおすすめ。プリーツ風のプリントと暖色の織りなすやわらかな水彩風の柄が、あたたかみのある雰囲気を作ってくれます。ボトムスはワイドパンツでシンプル&すっきりまとめて。
抜け感たっぷりなブラウス&デザインパンツのコーデ
都心部にお出かけする際には、デコラティブなブラウス&ラップスカート風パンツでトレンドのおしゃれを意識して。ブラウスはピンタック&ボリュームのあるスカラップ袖が華やか。パンツはさりげないバイカラーがポイントになり、こなれた着こなしが楽しめます。
カフェでゆったり過ごしたい日には着心地◎なワンピースを
東京都心部には、全国的にも有名なカフェがたくさん。お洒落なカフェのテラス席でゆっくり過ごしたい……なんて日には、リラクシーなムードのワンピースを。着心地ばつぐんなのはもちろん、カーデを肩掛けにしたようなレイヤード風デザインがこなれ感を演出してくれます。
【東京】気温26〜30度におすすめの服装
ノスタルジックな柄パンツでつくる夏コーデ
夏の気配を感じるころは、ゆるっとシルエットのパンツコーデがちょうどいい。ノスタルジックな幾何柄プリントは、かえって新しい印象を与えてくれます。トップスは、コットンのニットプルオーバーをさらりと着こなして。ふんわり袖が気になる二の腕もカバーしてくれます。
風通しのいいワンピースでゆるっとかわいく
蒸し暑さを感じる時期には、風通しのいいワンピースが着たくなるもの。明るめブラックのワンピースは、ウエストのタックデザインで腰位置を高く見せてくれるのがうれしいポイント。スカートが広がりすぎないので、大人でもすっきり、甘すぎず着こなせます。仕上げはスカーフを首巻きにして、ワンポイントアクセントに。
カラー使いが光る夏のジャケットスタイル
赤のTシャツをポイントにしたきれいめカジュアルコーデ。カジュアルな印象のロゴTも、控えめロゴ&パキッとカラーなら洒落感たっぷりに着こなせます。ウエストタックのきれいめスカート&リネンライクなジャケット合わせで上品に仕上げて。
カラーシャツでつくるリラックスカジュアル
引き続きトレンドのシアーシャツは、フード付き&きれいめカラーを選べばより新鮮な着こなしが楽しめます。インナーにリブニットキャミソールを仕込んだら、白のワイドパンツでリラクシーな雰囲気に。足元はヒールなしのサンダルで抜け感を出して。
特別なお出かけの日はセットアップで上品に
美術館や観劇などエレガントさが求められるシーンでは、セットアップで上品なスタイリングを目指すのがおすすめ。凹凸感のあるジャガード生地が美しいボリュームスリーブブラウスは、淡いオレンジを選びやわらかな雰囲気に。同素材のスカートとセットで着ることで、洗練されたスタイリングが完成します。
【東京】気温31〜35度におすすめの服装
すっきりレギパンとロングシャツでラクちん&きれい見えを狙って
とにかく暑い真夏日には、通気性と履き心地がばつぐんなレギンスパンツを選び、涼しげなコーデを意識するのがおすすめ。上からロングシャツを羽織れば、紫外線対策&縦長シルエット効果でスタイルアップ見えも叶います。
真夏の日差しに映えるイエローのワンピースコーデ
真夏の東京デートには、日差しに映える元気なカラーのワンピースが◎。やわらかなイエローのシャツワンピースは、リボンベルトでウエストを絞ることで女性らしいシルエットに。襟元のジュエルが華やかなアクセントになり、大人かわいい雰囲気を作ってくれます。
大人の東京・夏旅は柄ワンピでエレガントに
夏らしい大きな柄のワンピースは、東京の夏旅にもおすすめのアイテム。イタリアのリゾート地・アマルフィを思わせるタイル柄は、華やかでエレガントなムードを演出してくれます。紫外線が気になる外出時は、ショート丈の羽織ものをプラスして。
オレンジシャツで夏ムード満開のコーデに
シックな黒のワントーンコーデには、オレンジのシアーシャツを羽織ってアクセントに。ゆったりしたシャツが華奢に見せてくれるほか、袖をくしゅっとたくし上げることでこなれた印象に。デコルテ、手首、脚の甲を見せることで抜け感のあるスタイリングに仕上がります。
着用アイテム
メッシュパーカーで大人のトレンドコーデ
大きめのギンガムチェック柄が目を惹くスカートには、タンクトップ&メッシュパーカーで旬の要素をプラス。パーカーは部分使いのパイピングや前後差のあるデザインが特徴で、大人っぽくおしゃれに着回せます。インパクトのあるアイテム同士のコーデなので、足元やバッグはシンプルにまとめるのがコツ。
東京のシーズン別の服装選びのポイント
【東京】桜が咲く季節
【東京】梅雨の時期
【東京】蒸し暑い日
【東京】紅葉のシーズン
【東京】冬本番の寒さ
東京都心はおしゃれなスポットが多数あり、ファッションに気合を入れていきたい!という人も多いもの。とはいえ、服が気温に合っているかも重要なので、本コラムを参考にして快適な服装を心がけてみてください。 ちなみに東京都は都心部のイメージが強いですが、多摩地方などの山間部、諸島エリアになるとがらりと気候が変わる点にも注意。山間部は冷えやすく、離島は高温多湿な気候ですので、都心部以外に行く際はその地域の気象情報をチェックすることをおすすめします。