骨格ナチュラルの特徴に似合うコーデやアイテムを解説！

体の「骨」「筋肉」「脂肪の付き方」は、生まれつき人それぞれ違います。 これらの要素はまとめて「骨格」と呼ばれています。 この骨格の特徴に応じて3タイプに分け、似合う服を見つける手段が「骨格診断」です。 骨格タイプには「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3種類があります。 自分の骨格タイプを把握すれば、骨格や体型の魅力が活かせる服を見つけやすくなります。 また、苦手な服についても知ることができるので、「買ったのに似合わなかった……」という失敗も減らせますよ。 「自分の骨格タイプがよく分からない」という人や、このあとご紹介する骨格ナチュラルの特徴がしっくりこない人は、セルフチェックで診断してみることをおすすめします！

骨格ナチュラルさんは手足が長く、全体的にフレーム感（骨の印象）が目立ちやすいのが特徴です。

・身体のボリューム感は目立たず、中性的な美しさがある
・逆三角形でIライン、直線的
・筋肉や脂肪の存在感が薄い

・鎖骨や肩甲骨が太く存在感がある
・肩幅が広め
・ひじや肩の骨などの「関節」が目立ちやすい

・腰位置が高め
・ヒップは平面的
・膝の皿が大きく、目立ちやすい

・手首の骨の存在感が強い
・身長のわりに手が大きめ
・肌はソフトすぎず、ドライな質感

骨格ナチュラルの芸能人の代表例を見てみましょう。

・天海祐希さん     ・永野芽郁さん
・本田翼さん      ・綾瀬はるかさん
・中村アンさん     ・紗栄子さん
・長谷川潤さん     ・杏さん
・吉瀬美智子さん    ・滝沢カレンさん

どの方もすらりとした長めの手足で、スタイリッシュな雰囲気が素敵です。

骨格ナチュラルさんはチェックやストライプ、ボタニカルなどのナチュラルな柄が大得意。 ペイズリーや迷彩などの個性的な柄もおしゃれに着こなせます。 柄のコントラストが強くなると悪目立ちしやすいので、コントラストの強すぎない柄がおすすめ。

身体のフレームがしっかりしている骨格ナチュラルさんには、リネンやコーデュロイなどのラフでざっくりした素材が似合います。 ヴィンテージレザーや色落ちデニム、ダメージデニムが得意なのも骨格ナチュラルさんならでは。 ローゲージニットもよく似合います。 その一方で、かっちりした素材は体がいかつく見えてしまうので苦手です。 サテンやシルクなどの光沢が強い素材も、ドライな肌となじみにくく違和感が出やすいでしょう。 シフォンやチュール、レースなどのやわらかい素材も得意ではありません。

骨格ナチュラルさんには、ゆったりしたオーバーサイズの服がベスト。 体のフレーム感を隠しておしゃれ＆女性らしい印象に見せられます。 一方、丈の短いアイテムや、フィット感の強いタイトな服は苦手。 これらは体が大きく見えたり、骨っぽさが目立ってしまったりするので避けた方が良いでしょう。

骨格ナチュラルさんは、トップス・ボトムスともにゆったりしたシルエットのアイテムが得意。特にボリューミィなシルエットのボトムスは、上半身とバランスが取りやすく、骨感をカバーしながら女性らしい印象に見せられます。
パンツならワイドパンツやストレートパンツ、バギーデニムなどのほか、今季トレンドのカーゴパンツ、ガウチョパンツなども◎。スカートなら、マキシ丈やミモレ丈のフレアスカート、タイトスカートなどがおすすめ。ボリュームのあるボトムスでも、骨格ナチュラルさんならスタイリッシュに着こなせるのでぜひ試してみて。

骨格ナチュラルさんはタートルネックとの相性がばつぐん。首元の筋や鎖骨の骨感をカバーでき、ごつい印象を緩和できます。さらに、ゆるく開いたオフタートルネックの服もお洒落に着こなせるのは骨格ナチュラルさんならでは。開きが大きくないラウンドネック、ボートネックも相性がよいでしょう。
袖のデザインはフレンチスリーブやドルマンスリーブ、ドロップショルダーなどのゆとりがある袖が◎。裾に向かって広がるベルスリーブや、袖の途中から膨らんだバルーンスリーブなど、デザイン性の高い袖デザインもさらりと着こなせます。いずれも肩のフレームが目立たないものを選ぶのがポイントです。

骨格ナチュラルさんはフレームがしっかりしている分、ゆるいシルエットや肩が落ちているデザインの服など、どこかリラックス感のあるアイテムでもおしゃれに着こなせるのが特徴！また「太めのボーダー柄トップス＋デニム」など、カジュアルでラフなスタイリングも子どもっぽくならずに楽しめます。
そのほか、骨格ナチュラルさんは左右非対称なアシンメトリーデザインの服、ケープやポンチョなどの上級アイテムもお洒落に着こなせます。いつものコーデに飽きたら、こうした個性的なアイテムをアクセントとして取り入れてみるのもおすすめです。

ざっくりとしたラフな素材が似合う骨格ナチュラルさんは、サテンやシルクなどのしっとり、光沢感のある素材が苦手。 光沢のある生地がドライな質感の肌となじみにくく、浮いた印象になってしまいます。
また、シフォンやレースなどの薄手でひらひらした素材も苦手です。こちらもフレームの大きい骨格ナチュラルさんの骨格を悪目立ちさせてしまうため、おしゃれに着こなすには難易度が高いでしょう。
薄手の素材やレース生地を選ぶなら、コットンやリネン素材のアイテムを選ぶのがおすすめ。 天然素材を選ぶことでナチュラルさんの雰囲気にもマッチしやすくなります。また、ドルマンシルエットなど骨格ナチュラルさんが得意なシルエットのアイテムを選ぶと着こなしやすいでしょう。

骨格ナチュラルさんに似合わない服には、タイトなシルエットの服も挙げられます。 体にぴったりと張り付くシルエットの服を着ると、骨格ナチュラルさんの体を骨っぽく見せたり、ゴツゴツして見せたりしてしまうからです。タイトなシルエットの服を着るときは上にアウターやストールなどを羽織って骨感をやわらげるようにしましょう。
さらに骨格ナチュラルさんは、ショート丈の服も苦手。 トップスが短いと全体のバランスが悪く見えますし、ミニスカートやショートパンツは脚を貧相に見せたり、膝の皿や骨を目立たせたりしてしまいます。ショート丈のボトムスを履きたいときは、タイツやロングブーツなどで骨の太さが目立たないようカバーするといいですよ。

骨格ナチュラルさんは肩の骨が大きめなので、オフショルダーデザインのトップスが苦手。 肩の骨が悪目立ちしてしまい、男性っぽいごつめの雰囲気に見えてしまいます。 オフショルデザインの服を着たい場合は、肩だけカットオフになっているタイプのトップスを選ぶとよいでしょう。
また骨格ナチュラルさんには、デコルテから胸元のボリュームが少ない人も多いもの。そのような方が首から胸元が大きく開いたVネック、Uネックなどのトップスを着ると、貧相な印象に見えてしまうことも。 VネックやUネックの服を着たいときは、開き具合が広すぎないネックデザインを選ぶと骨が強調されず、程よい女らしさが出ます。