
最近ではビジネスカジュアルを指定する会社が増えています。とはいえ、はじめてお仕事を始める新社会人や転職前の職場がスーツスタイルだった人の場合、「カジュアルといってもどのくらいの匙加減なのか分からない」という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ビジネスカジュアルの基本について徹底解説。ビジネスカジュアルにふさわしいアイテム選びのポイントや注意点、おすすめコーデについてたっぷりとご紹介します。ビジネスカジュアルについて知りたい大人女子は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ビジネスカジュアルとは?
ビジネスカジュアルとは、上下を統一したスーツスタイルよりもかっちりしすぎず、かつきちんと感のある仕事着のこと。オフィス内はもちろん、取引先への訪問や来客対応でも誠実な印象を与えられる、上品でフォーマル感のある服装とも言い換えられます。
ビジネスカジュアルが浸透した背景には、クールビズやウォームビズが普及したことによる影響が大きいといえます。そのほかにはスーツを必須としない社風の会社が増えたり、リモートワークが普及したりといった事情も。会社によって服装規定は異なるものの、近年はビジネスカジュアルでOKとする会社も増えています。
ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの違いは?
ジネスカジュアルとよく似ているのが「オフィスカジュアル」です。
ビジネスカジュアルは取引先訪問や来客対応など、社外でのやり取りでも失礼のないフォーマル感がある服装を指します。一方オフィスカジュアルとは、オフィス内で仕事をするうえで問題のない程度にカジュアルな服装です。
オフィスカジュアルはプライベートのカジュアルスタイルよりもきちんと感こそありますが、フォーマル感でいえばビジネスカジュアルのほうが上です。違いをしっかり把握しておくとともに、お勤め先の服装規定に合った服を選びましょう。
ビジネスカジュアルの基準・マナーは?
ビジネスカジュアルの基準については、以下のポイントを押さえておきましょう。
・露出は控えめにする
・ベーシックカラーの3色以内に抑える
・きちんと感と清潔感のある服で誠実さを演出
ビジネスカジュアルは取引先など、社外の人とのやり取りでも失礼にならない“きちんと感と品のよさ”が重要。ボディラインが出すぎず、肌の露出が少ない服を選ぶようにしましょう。
また服の色は黒、ネイビー、ベージュ、白、グレーなどの3色に抑えるのが基本。ポイントカラーを入れたい場合は、スモーキーなカラー、パステルカラーなどがおすすめです。柄物を使いたい場合は、無地に近い小さめの柄や細いストライプ柄をおすすめします。
さらにビジネスカジュアルではきちんと感のある上品なデザイン・素材の服を選ぶのが基本です。シワや毛玉のある服を着ていると不潔でだらしない印象に見られやすいので、シワのできにくい素材の服、毛玉ができにくい素材の服を選ぶと、清潔な印象をキープしやすくなります。
《アイテム別》ビジネスカジュアルの基準
1:ジャケット
ビジネスカジュアルにおいて必須ともいえるアイテムがジャケット。ジャケットを羽織るだけできちんと感や誠実な印象を演出できます。
ジャケット選びに迷ったときは、頼もしい印象に見せられるテーラードジャケットがおすすめ。オーソドックスなシングルボタンは着回しがしやすく、ダブルボタンのタイプはクラシカルでお洒落な印象を与えられます。やわらかく優しい雰囲気を演出したいときは、ノーカラージャケットもおすすめです。
2:シャツ・トップス
ビジネスカジュアルで着るシャツやカットソー、ニットなどのトップスは、シワになりにくくハリや光沢感のある素材で仕立てたものを選ぶのがおすすめ。色やデザインはできるだけシンプルなものを選び、カジュアルになりすぎないものを選ぶのがおすすめです。 透け感が強いとカジュアルに傾きがちなので、ある程度肉厚で透け感が少ないトップスを選ぶとよいでしょう。
ニットを着る場合はクルーネックやボートネック、浅めのVネック、ボトルネックなど、シンプルなネックデザインを選んで洗練された印象に見せましょう。
なお、少し遊び心を入れたい場合は、首周りにタックデザインの入ったシャツ・ブラウスに変えてみたり、細かいラメ糸を使ったハイゲージニットを選んだりするのもよいでしょう。装飾要素を控えめに留めることでフォーマル感が強くなり、お仕事でも誠実な印象を与えられます。
3:パンツ・スカート
パンツやスカートはジャケットとのセットアップで揃えておくのがおすすめ。重要な会議などの場でもきちんと見せられますし、上下別でも着られるので着回しが利いて重宝します。
パンツ
ビジネスカジュアルのパンツは、スーツと同じように「センタープレス」が入っているものを選ぶのが基本。きちんとした印象に見せられますし、センタープレスのおかげで脚がまっすぐ綺麗に見える効果もあるからです。 シルエットとしてはテーパードパンツやストレート、ワイドパンツなどが定番ですが、軽快に見せたいときはクロップドパンツで足首を見せるのも◎。また素材については、ウールやポリエステルなどの密度が高く、光沢感のあるきれいめ素材がおすすめです。

4:シューズ
ビジネスカジュアルにふさわしいシューズは、パンプスやローファー、フラットシューズなどです。パンプスについては、ヒールありを選ぶと脚が長く見える効果も!ただしあくまでもお仕事用なので、ヒールが高すぎないものを選び、ストッキングを着用するのも忘れずに。
また、デザインや色柄については他のアイテムと同じく「シンプルでフォーマル感があるもの」がベスト。ラメやビジュー付き、エナメルなどのきらびやかなシューズは、お仕事の場には不向きなので避けましょう。
ビジネスカジュアルを着る際の注意点は?
ビジネスカジュアルは「カジュアル」といえど、実際にはスーツスタイルに少しだけカジュアル要素を追加した服装を指します。よって「お仕事をするのにそぐわない服装」をすることは避けたいもの。

たとえばボディラインが露わになる服装やミニスカート、胸元が大きく開いたトップスなど、露出の多い服装は品のない印象に見られてしまうためNGです。アクセサリーやヘアメイクも控えめにし、上品さと清潔感、ナチュラルさを意識しましょう。
また、カジュアル要素の強いアイテムはビジネスカジュアルには合いません。
【例】
・コットンのオーバーサイズTシャツ
・パーカー
・派手な色柄の服
・大きなロゴの入ったトップス
・変形袖など派手なデザインのブラウス
・ざっくり編みのローゲージニット
・ゆったりシルエットのワンピース
・デニムパンツ
・スニーカーなど
これらのアイテムはプライベートで着る分には全く問題ありませんが、誠実な印象が求められるビジネスカジュアルには不向きです。「取引先に不快な印象を与えないか」「普段着っぽさが出ていないか」を考えつつ、TPOに合わせた服装を心がけましょう。
《ジャケットの有無別》ビジネスカジュアルの着こなし
ビジネスカジュアルでは「取引先との打ち合わせではジャケットを羽織り、移動中や自社オフィス内では脱ぐ」というふうに、ジャケットの出番がある場合・ない場合が分かれますよね。
ここでは、ジャケットあり・なしのケースごとに、ビジネスカジュアルの着こなしをご紹介!それぞれのコーデ例や着こなしのコツをチェックしてみましょう。
1:ジャケットありのビジネスカジュアルの着こなし
ノーカラージャケットでコンパクトにまとめたコーデ
フェミニン派さんのビジネスカジュアルに欠かせないノーカラージャケットは、オールマイティな黒で雰囲気を引き締めて。ベージュのボウタイニットや白のフレアスカートで明るく女性らしい印象に。

ジャケット+ワンピースの上質セットアップコーデ
やわらかなベージュのジャケットには、同じ素材のワンピースを合わせてセットアップコーデに。ニュアンスカラーでまとめることでフェミニンなテイストが加わり、垢抜け見えが叶います。小物にはかっちりめのバッグを合わせてお仕事感をプラスして。

2:ジャケットなしのビジネスカジュアルの着こなし
グレー×キャメルの大人フェミニンスタイル
ボウタイデザインが女性らしいブラウスは、チャコールグレーを選んで大人っぽい雰囲気に。シンプルに着こなしたいときはボウタイを取り外しても◎。キャメルのスカートを合わせたら、同系色のパンプスで印象を馴染ませて。

ギャザースカートでふわり、軽やかなフェミニンスタイル
パイピングデザインがきれいめな雰囲気のブラウスには、パウダリーな質感のサテンギャザースカートを合わせて女性らしい印象に。ベージュと黒で全身を統一することで、お仕事にも最適なきちんと感のあるスタイリングに仕上がります。

ビジネスカジュアルなら“JLounge”
ビジネスカジュアルはシンプルかつ洗練された印象の着こなしが求められます。とはいえ「誠実な印象もほしいけれど、自分なりのおしゃれも楽しみたい」という女性も多いのではないでしょうか。
レディースファッション通販サイト「J Lounge」では、お仕事を頑張る大人の女性に向けたビジネスカジュアルアイテムがたくさん!上質な素材と洗練されたデザインにより、上品な女性らしさが演出できるアイテムが揃っています。 洗濯機や手洗いでお手入れできるイージーケアアイテムも多いので、毎日忙しい女性にもぴったりです。
シンプル、きれいめ、フェミニンなどさまざまなテイストのアイテムから、あなたのお気に入りがきっと見つかるはず。ビジネスカジュアルのお洋服選びに迷ったら、J Loungeでぜひお気に入りのお洋服を見つけてみてくださいね!
ビジネスカジュアルでは誠実さや清潔感を意識することが何よりも大切。そのためには、シンプルで上品なオフィスウェアを選ぶことが重要です。
デザインを控えめにしたときはどこかのアイテムにポイントカラーを取り入れたり、色を控えめにしたときは少しデザイン性のあるアイテムを選んだりすると、一気に垢抜けた印象に見せられますよ。
ビジネスカジュアルの服選びに迷ったら、ぜひこの記事でご紹介したポイントやコーデを参考にしてみてくださいね!